Web Terminalの利用

演習の概要

このモジュールでは、ROSAクラスターのコンソール上で、Web Terminalを実行します。


Web Terminalの利用

OpenShiftでは、Webコンソール上でTerminalを実行するための「Web Terminal Operator」を標準で提供しています。 OperatorHubからWeb Terminal Operatorをインストールするだけで、Web Terminalを利用できるようになります。

本演習をワークショップ形式で実施している場合、予めWeb Terminal Operatorがインストールされている ROSAクラスターを利用します。自習する場合は、 cluster-admin ユーザーなどで、OperatorHubから Web Terminal Operatorをインストールしてください。インストール時のパラメーターは、全てデフォルト値を利用します。

operator

Web Terminal Operatorがインストールされている場合、OpenShiftのWebコンソール上で、 >_ アイコンが表示されていますので、これをクリックします。

icon

すると、下記の画面が表示されますので、「開始」をクリックして、Web Terminalを実行します。 オプションでタイムアウト値と、Web Terminalに利用するカスタムのコンテナイメージのURLを指定できますが、 ここではデフォルトのままにしておきます。

init
「タイムアウト」オプションでは、Terminalを操作していない場合のタイムアウト値(ミリ秒/秒/分/時間単位)を指定できます。 デフォルトのタイムアウト値は15分です。タイムアウトになると、Web TerminalのPodが自動削除されます。

Web Terminalを実行すると、選択したプロジェクトに「workspace」という接頭辞が付いたPodが自動的に実行されます。 永続ボリュームによるデータ保存はしていないため、 ワーカーノードが削除されると、Terminal上で作成したファイルなども削除されますので、ご注意ください。

terminal

このTerminalでは、OpenShift CLI(ocコマンド)やsshなどが利用できます。色々試してみてください。