OpenShift Pipelines Lab - OpenShift Pipelines インストール

このセクションでは、OpenShift Pipelines演習を行うためのOperatorとツール群のインストールを行います。

各ツールの説明は、後続のラボにて行います。

OpenShift Web コンソールへの接続

OpenShift WebコンソールのアクセスURLをコマンドで確認し、Webコンソールへadmin権限のユーザで接続を行います。

アクセス情報を把握している場合は、ログインを行い Pipelines-Operatorのインストールに進んでください。

最初に、OpenShift Webコンソールのpodの準備が整っているか確認します。

oc get pods -n openshift-console | grep console

次のようにコンソールのpodが1つ、Running状態になっていることを確認してください。

console-68d76dd66b-9s8j8     1/1     Running   0          90m

podの準備が整うまで、数分ほど待たなければならない場合があります。Pod の準備ができたら、次のコマンドを実行して、OpenShift Webコンソールへのルートを見つけます。

oc get routes console -n openshift-console

出力例（値は環境ごとに異なります）

NAME      HOST/PORT                                                                   PATH   SERVICES   PORT    TERMINATION          WILDCARD
console   console-openshift-console.crc-dzk9v-master-0.crc.n63fbx0mnicn.instruqt.io          console    https   reencrypt/Redirect   None

「HOST/PORT」列の下のリンクをコピーしWebブラウザーでアクセスを行います。

OpenShiftのログイン画面が表示されるので、OpenShiftのAdminユーザ権限を持ったアカウントでログインします。

ログイン後は、左側のメニューを確認してください。次の図のように、 Administrator パースペクティブになっています。

OpenShiftの Webコンソールは、既定ではブラウザの表示言語に合わせた言語での表示になります。言語を変更したい場合には、下記の手順で変更を行なってください（本ラボガイドは日本語UI準拠で記載しています）。

Webコンソール画面右上のユーザ名 (admin) をクリックして [ユーザー設定] のメニューを開きます。
次に表示される画面で [言語] メニューを選択すると、「Use the default browser language setting.」のチェックボックスにチェックが入っています。
このチェックボックスのチェックを外し、[言語の設定] のドロップダウンリストから、変更後の言語を選択します。
最後にブラウザで再読み込みすると、Webコンソールの表示言語が変更されます。

Pipelines-Operatorのインストール

Administratorパースペクティブから OperatorHub をクリックし、"OpenShift Pipelines" operatorを検索し、見つかったカードをクリックします。

インストール用の画面が表示されるので[インストール]ボタンをクリックします。

インストールに関する設定が表示されるため、既定の設定のまま[インストール]ボタンをクリックしてインストールします。

インストール途中の遷移をWebコンソールで見ることができます。

インストール中

インストール完了

インストールされると[インストール済みのOperator]に表示されます。

また、GUIではなく、CLIを用いて、インストールされたものを確認するためには、以下のコマンドを実行します。

oc get operators

次のような出力が得られます。

NAME                                                  AGE
openshift-pipelines-operator-rh.openshift-operators   5m30s

次のコマンドを実行して起動していることを確認します。

oc get pods -n openshift-pipelines

次のような出力が得られます。

NAME                                                 READY   STATUS    RESTARTS   AGE
pipelines-as-code-controller-7bf4dc9647-nknhb        1/1     Running   0          8m42s
pipelines-as-code-watcher-694d4c79b5-7gbvc           1/1     Running   0          8m42s
pipelines-as-code-webhook-7b9754b557-nrvbc           1/1     Running   0          8m42s
tekton-operator-proxy-webhook-6545b677df-wf949       1/1     Running   0          10m
tekton-pipelines-controller-64f97cddd7-9964k         1/1     Running   0          10m
tekton-pipelines-webhook-858c579c98-kkdsf            1/1     Running   0          10m
tekton-triggers-controller-5b854f667b-tbs5b          1/1     Running   0          9m30s
tekton-triggers-core-interceptors-844bf4fbc5-kj7l9   1/1     Running   0          9m30s
tekton-triggers-webhook-7879595bb4-kvtcq             1/1     Running   0          9m30s
tkn-cli-serve-848d54746-5cbl6                        1/1     Running   0          8m34s

すべてのpodがRunningであれば、次に進みます。

Tekton CLIのインストール

続けて、TektonのCLIツールのインストールを行います。以下のコマンドを実行します。

curl -LO https://github.com/tektoncd/cli/releases/download/v0.31.0/tkn_0.31.0_Linux_x86_64.tar.gz
sudo tar xvzf tkn_0.31.0_Linux_x86_64.tar.gz -C /usr/local/bin/ tkn

インストール結果の確認には下記のコマンドを実行します。

tkn version

下記のようにバージョン情報が表示されればインストールは成功です。

Client version: 0.31.0
Pipeline version: v0.37.5
Triggers version: v0.20.2
Operator version: v0.60.1

以上で本演習は終了です。