OpenShift Virtualization Roadshow へようこそ!

はじめに

OpenShift Virtualizationは、仮想マシンを最新のKubernetesベースのインフラストラクチャ上に展開することを可能にします。 新しいアプリケーションの開発とデリバリーを可能にするとともに、既存のアプリケーションのモダナイズ/モダナイゼーションも可能にし、 仮想マシン、コンテナ、サーバーレス機能で構成されるアプリケーションを作成できます。これらはすべて、Kubernetesネイティブのツールと パラダイムを使用して一緒に管理できます。

このロードショーは、Red Hat OpenShift Virtualization のハンズオンを体験ができるように企画されています。

このロードショーでは、仮想化管理者の方々が日常のワークフローでよく遭遇する、多くの一般的な管理作業について探求します。

ロードショーに参加することで最も恩恵を受けるのは誰でしょうか?

仮想マシン管理者 — OpenShift Virtualization における仮想ゲストの日常的な管理を担当する方々です。これらのユーザーは、仮想ゲストのプロビジョニングや、ゲストの日常的な管理、およびその中で実行されているアプリケーションの管理を担当することが多いでしょう。

仮想インフラストラクチャ管理者 — OpenShift Virtualizationソリューションをホスティングする物理インフラストラクチャを担当する方々です。これらのユーザーは、実行中の仮想マシンの日常的な運用に影響を与える、環境に対する物理的なハードウェア、ストレージ、およびネットワークの変更を担当することになります。

ロードショーではどのような内容が取り上げられるのでしょうか?

カバーされるのは、次の7つの主要セクションです。

  • 仮想マシン管理: このセクションでは、仮想マシンの作成や割り当てリソースの変更など、仮想マシン管理の基本について説明します。

  • 既存の仮想マシンの移行: このセクションでは、Migration Toolkit for Virtualization (MTV) を使用して、既存の VMware vSphere 環境から OpenShift Virtualization に仮想マシンを移行します。

  • ストレージ管理:多くの管理者にとって馴染みのあるストレージのパラダイムは、OpenShift Virtualization によって変化します。このセクションでは、仮想マシンのストレージ管理に関連する多くのアクションについて説明します。

  • 仮想マシンのバックアップとリカバリ:このユニットでは、VM を外部サイトにバックアップし、災害時にそれらを復元するための追加の概念について紹介します。

  • テンプレートとインスタンスタイプの管理:仮想マシンの展開を効率化するために、管理者は展開作業を容易にするためにテンプレートを作成したり、インスタンスタイプを定義することがよくあります。このセクションでは、これらのプロセスに焦点を当てます。

  • 仮想マシンとアプリケーションの操作:このセクションでは、インポートした仮想マシンを使用して、サービスとルートを通じてVMホストアプリケーションを公開する、いくつかのDay-2アクティビティを実行します。

  • ネットワーク管理: デフォルトでは、VM は OpenShift のPod Networkに接続されています。このセクションでは、新しい L2 ネットワークマッピングの作成と、直接ネットワーク接続のためのUser Difined Network (UDN) の利用について説明します。

OpenShift Virtualizationとは?

  • 現在サブスクライバーの方は、OpenShift のサブスクリプションの一部として OpenShift Virtualizationをご利用いただけます。OpenShift 4.5 以降、一般的に利用可能となっています。

  • OpenShift Virtualization は、Cloud Native Computing Foundation (CNCF) のインキュベーションプロジェクトである KubeVirt プロジェクトで開発されている「コンテナネイティブ仮想化」テクノロジーをベースとしています。

  • これは、世界中の多くの組織やクラウドサービスプロバイダーによって使用されている、成熟した高パフォーマンスのオープンソースハイパーバイザーであり、15 年以上にわたって開発が続けられている Red Hat Enterprise Linux KVM ハイパーバイザー (RHEL KVM) を活用しています。

  • OpenShift Virtualization は RHEL KVM ハイパーバイザーを活用し、Kubernetes および KubeVirt による VM の管理を可能にします。 OpenShift Virtualization VM は Kubernetes のスケジューリング、ネットワーク、およびストレージインフラストラクチャを使用します。

  • OpenShift Virtualization は、Red Hat の他の KVM 仮想化製品に適用されるのと同じルールに基づき、Microsoft による Windows ゲストサポートの SVVP 認定を受けています。

  • OpenShift Virtualization は現在、ベアメタルの物理サーバーでのみサポートされています。通常はオンプレミスまたはサポート対象のクラウドプロバイダー経由です。他のトポロジー(OpenStack や vSphere のような仮想インフラストラクチャ上にデプロイされた OpenShift)のサポートは、現時点では提供されていません。

  • OpenShift Virtualization により、OpenShift は OpenShift クラスタのリソースに仮想マシンをデプロイ、管理、接続することができます。これには、Kubernetes ネイティブの方法を使用してそれらの VM に接続し、管理する機能や、Pipelines、GitOps、Service Mesh などの OpenShift 機能を活用する機能が含まれます。

従来の VM プラットフォームから移行する理由

クラウドネイティブな開発および/またはクラウドネイティブな運用を採用: Red Hat OpenShift は、迅速性、俊敏性、信頼性、そして選択肢を備えたアプリケーションの構築を支援します。 構築場所を問わず、本番モードでコードを記述できます。 重要な作業に集中できます。

完全なアプリケーション開発スタック: Red Hat OpenShift Dev Spaces (旧 Red Hat CodeReady Workspaces)、ランタイム、統合およびプロセス自動化、サーバーレス、パイプラインなど、セキュリティを確保した環境でご利用いただけます。

インフラストラクチャへの投資をイノベーションにシフト: OpenShiftのネイティブアーキテクチャは、SDDCレガシーの重厚長大なコスト構造を、軽量なコンテナネイティブフレームワークに変更します。

リスクの軽減: オンプレミスとパブリッククラウドのオプションをサポートするOpenShiftは、パブリッククラウドへのロックインに対する保険となります。

インフラストラクチャから独立: Red Hat OpenShiftは、ベアメタル、オンプレミスの仮想化、またはパブリッククラウドで一貫して動作し、デプロイと更新の究極の選択肢と柔軟性を提供します。

純粋なオープンソースのイノベーション: Red Hat を先頭に、オープンソースのスピードを原動力として、Kubernetes、サーバーレス、サービスメッシュ、Kubernetes Operatorなどのイノベーションが推進されています。

自分に合った OpenShift サブスクリプションはどれか?

OpenShift は包括的なプラットフォームであり、すべての機能はいつでもエンドユーザーが利用できますが、その使用はユーザーが購入したサブスクリプションによって管理されます。

OpenShift のサブスクリプションは 4 つのカテゴリーのいずれかに分類され、いずれも OpenShift Virtualization へのアクセスを提供します。

Red Hat OpenShift Platform Plus は、アプリケーションの構築、モダナイズ/モダナイゼーション、および大規模な展開を行うための統合プラットフォームです。マルチクラスタのセキュリティ、コンプライアンス、アプリケーションおよびデータ管理は、インフラストラクチャ全体で機能し、ソフトウェアサプライチェーン全体に一貫性を提供します。Red Hat OpenShift Platform Plus は、ハイブリッドクラウド上でアプリケーションを市場に投入するための包括的なサービスセットを提供し、よりスマートで迅速な作業を支援します。

Red Hat OpenShift Container Platform は、信頼性が高く、包括的で一貫性のあるプラットフォームであり、今日の AI 対応アプリケーションを含むアプリケーションを大規模に開発、モダナイズ/モダナイゼーション、およびデプロイできます。 インフラストラクチャの選択肢に関係なく、アプリケーションを市場に投入するための包括的なサービスセットにより、より迅速にイノベーションを実現できます。

Red Hat OpenShift Kubernetes Engine は、Red Hat OpenShift の基本機能を提供します。 エンタープライズ対応の Kubernetes 環境へのフルアクセスや、データセンターで使用する可能性のある多くのソフトウェア要素との広範な互換性テストマトリックスなど、Red Hat OpenShift Container Platform が提供する機能の一部を提供します。

Red Hat OpenShift Virtualization Engine Red Hat OpenShift の実績ある仮想化機能を提供し、仮想マシン (VM) のデプロイ、管理、およびスケーリングを行います。VM ワークロードに特化した合理化されたソリューションにより、必要なものだけにお支払いいただけます。

次の表は、各サブスクリプションで利用できる機能について説明しており、お客様の環境に最適な OpenShift のバージョンを決定する際に役立つでしょう。

01 openshift comparison chart

OpenShiftのエディション毎の機能の内訳は、 サブスクリプション・ガイド で確認可能です。

次の手順

OpenShift Virtualizationについてさらに詳しく知りたい方は、 ランディングページ にアクセスし、 ドキュメント 、 当社の Interactive Experiences (ブラウザ上でのハンズオン)をお楽しみいただくか、 YouTubeビデオををご覧ください。

ラボ環境の要件

  • 参加者は、ウェブブラウザとインターネットアクセスが搭載された各自のコンピュータを用意する必要があります。

  • 一部のコピー/ペースト機能がFirefoxでは現時点では動作しないため、Chromiumベースのブラウザの使用を推奨します。 リモートアクセスコンソールはデフォルトで米国キーボードレイアウトを使用するため、他の国のレイアウトにおける特殊文字の位置を把握しておくか、サポートされているブラウザでコピー/ペースト機能を使用するとよいでしょう。

OpenShiftコンソールへの認証情報

OpenShiftクラスタコンソールは、 {openshift_console_url}[こちら^] で利用可能です。

ログインは以下で可能です。

  • ユーザー: {user}

  • パスワード: {password}

vCenter へのアクセス

このラボの移行の章では、ログインして VMware vSphere 環境を検証するよう求められます。

アクセスには、以下の認証情報を使用してください。

  • vcenter_user: {vcenter_full_user}

  • vcenter_password: {vcenter_password}

バージョン情報

このバージョンの OpenShift Virtualizationロードショーは、以下のソフトウェアバージョンを使用して開発されています。

  • Red Hat OpenShift 4.18.20

  • Red Hat OpenShift Virtualization 4.18.8

  • Red Hat OpenShift Data Foundation 4.18.6

  • Red Hat OADP 1.4.5

  • Red Hat Migration Toolkit for Virtual Machines 2.8.5

(2025年7月22日時点)